秋田県の須田農場は、弊社株式会社 日本の水田を守る人々の代表を務める須田が主となりお米作りをしております。
東北有数の山である鳥海山。その万年雪が融けて流れ出た清水を利用し、34町の広大な田んぼで須田農場は米作りをしております。
5月中旬から田植えを始め、9月下旬から11月中旬にかけて収穫を行います。降雪量が多いこの時期は精米所や事務所周りの除雪作業に追われながら田んぼの整備を行っています。田んぼに堰を堀り、一時的に土を乾燥させます。そうする事で春・秋の作業がし易くなる他、稲の生育にも良い影響を与えるようです。このような地道な農作業を通して秋田を代表する品種あきたこまち、栽培が難しいとされるササニシキ、根強い人気のひとめぼれやコシヒカリを作っています。
「汗水流して稲を植えたり雑草と格闘したりしながら時には嫌になる事もあるけど収穫を終えた時の達成感は他では中々味わえない。自然耕の田んぼではより一層強く感じる。」と農場の方は話します。
出荷場ではこの時期、合鴨農法で活躍した鴨を使った真鴨鍋のシーズン真っ只中。朝から真鴨鍋セットの配送準備で大忙しです。「米作りを手伝ってくれた鴨が最期まで私達の力となってくれる事に感謝している。」と従業員の方は言います。
「米は日本人の生命を支えるもの。だからこそ米作りは慎重でなければいけない。これからも消費者の方々が健康に暮らしていけるよう拘ったお米を提供していきたい。」と言って須田農場は今日も田んぼに立ちます。
鴨鍋は冬季限定商品の為、人気もあり品薄になりがちとの事。また、自然耕米を醸造した純米吟醸酒を扱っているのは須田農場だけ。御関心のある方は守る会にご連絡下さい。
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